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食品用ロッカーが食品業界のサステナビリティとコスト効率化の達成に貢献

05.07.2022 | Cleveron

世界の大都市では都市化と環境汚染が問題となっています。小売業者やその他企業は、汚染物の排出量削減を可能にする代替手段を求めており、革新的でコスト効率にも優れた環境に優しいソリューションを模索しています。都市の多くは、食料品店の需要が大幅に増加しているにも関わらず、一定の地域へのケアが手薄になっていることから、店舗稼働に制限をかけている現状があります。こういった状況で食品ロッカーが果たす役割とはどういったものなのでしょうか? 

汚染物質の排出削減は、世界各国が取り組んでいる課題であり、多くの国々では地域が抱える環境問題にアプローチすべく、より多くの規制を実施するようになってきています。国際エネルギー機関(IEA)の発表によると、ヨーロッパの総CO2排出量は、全体として減少傾向にあります。しかし、こうした削減への努力が行われているにも関わらず、配送量の増加が排出量を押し上げている結果となってしまっています。輸送に係るCO2は総排出量の約30%を占め、部門別では2番目に大きな排出源となっています。  

2019年のパンデミック時には、デリバリーサービスの人気が急上昇しました。オンラインで食料品を注文すると、商品を玄関先まで届けてもらえたり、指定した駐車場で受け取ることができるグローサリーダークストアが人気を集めています。ラストワンマイル配送は企業にコストが最もかかるサービスですが、その需要は以前よりはるかに高まっています。こうしたサービスは、食品小売業界を急速に変化させています。  

ヨーロッパの多くの都市では、都市化と公害が大きな問題となっており、車の通行や荷物配送、一つの地域内に展開する食料品店の密集を避けたり、ダークストアの設置を制限しています。食料品店は、世界的に示されている持続可能性(サステナビリティ)の目標を達成し、コスト効率を高めると同時に顧客に便利で迅速な商品購入のソリューションを提供する必要があります。今まさに、その実現に向けた決断の時を迎えているのです。 

ここで活躍するのが食品用ロッカーです。食品用ロッカーを設置することで、食料品店がおかれた状況を緩和させることができるだけでなく、利用客の生活をより楽にすることができます。例えば店舗建設の許可がなかなか下りない市域では、その地域向けに食品用ロッカーを設置することができます。設置することで、全ての人の時間とリソースを節約することが可能となります。対象地域で行われた食料品の注文は、地域の人々が簡単にアクセスできる一箇所に集約されます。職場から自宅までの帰り道にロッカーが置かれているという環境を作ります。仕事帰りに40分かけて買い物をしていたのが、オンラインで注文しておけば、家に帰る途中でピックアップするだけ。この全てが数分足らずで済んでしまうのです。  

店舗を建て、数々の契約書を交わし、スタッフを雇うといった新規店舗展開に必要な労力をかけることなく、食品用ロッカーを使用することで、新しい都市に拡大進出することができるようになります。また、コラボレーションサービスとしても利用可能です。例えば、食料品店がガソリンスタンドの隣にロッカーを設置するとします。利用客は注文した商品を取りに来るだけでなく、ガソリンを入れたり、お店で何かをついでに購入するかもしれません。「ついで」を利用することで、ガソリンスタンドにさらなるビジネスチャンスをもたらすこともできます。 

CleveronのチームXマネージャー、タネル・アルオジャ(Tanel Aruoja)はこう話します。「利用客の帰宅途中に食品用ロッカーがあり、スーパーまでの往復が平均10km程度とすると、年間のCO2削減量は平均67kgとなります。」 また「これはたった一つの家族にかかるものです。宅配業者側からすると、複数の注文を1回で済ませることができ、さらにCO2の削減にも貢献することができるのです。」と彼は付け加えます。 一箇所の食品用ロッカーに注文を届けることで、一度に20世帯にサービスを提供できることになります。

食品用ロッカーは、より持続可能でコスト効率の高い機会の実現に向けた、食品小売企業の目標達成を支援します。利用客や宅配業者に、移動機会の減少を求めることで、CO2排出量の削減や交通渋滞の解消に貢献します。注文を一箇所に集めることで、配送の効率性を高めることができ、経費削減ももたらすことができるほか、各家庭への直接配送にかかる人員削減も実現することができます。利用客にとっても、サービスが年中無休であることから、昼夜を問わず、いつでも都合のいいときに、商品をピックアップすることができるというメリットがあります。

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Edith Väli  

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