デンマークのハイパーマーケットチェーンBilka(Salling Group)は、Cleveron 501食料品ロボットを商用で配備した最初の企業です。小売専門家のFlemming Birch氏は、食料品ロボットによって実店舗を建設せずに新しい都市に参入することができるという、食料品店に大きな競争力を与えるため、従来の食料品業界の勢力図をひっくり返す可能性があると述べました。
国の計画法により、Bilkaはデンマークに新しい店舗を建設することが不可能になったため、同社はCleveronの食料品ロボットを使用して、新しい都市へと拡大する準備を進めています。ロボット食料品コンテナは、顧客がオンラインで注文した食料品を、受け取りに便利な地下鉄やガソリンスタンドの近くの住宅地に配備することが可能です。
Salling Groupは、オンラインにおける食料品の売り上げを大幅に伸ばすために5億デンマーク・クローネをオンラインプラットフォームの開発に投資しています。これは、コロナウイルスがデンマークを襲ったことから、大幅な伸びがみられています。Cleveronの食料品ロボットは、Bilkaの投資の一部であり、すでにCleveron 501が試験運用されています。「ゲームチェンジャーという言葉が我々の事業にふさわしい言葉であると思います。これは莫大な投資であり、グループ全体でも最大の投資の1つです。オンラインにおける食品の売り上げは私たちの将来の戦略の重要な要素となるでしょう」と、Salling GroupのEコマース担当であるThor Jørgensen氏はグループの投資計画についてコメントしました。